【なぜ社会現象に】エヴァンゲリオンが放送当時人気だった理由とは?
ただのロボットアニメ、そんな風に見てた人も多かったものの気が付いたら社会現象とまで言われるほどの高い人気があったエヴァンゲリオンは1995年当時に何故騒がれていたのか考察しました。
キャラクターに惹かれる
当時はオタクだけが騒いでいる雰囲気のあったアニメでした。
放送時間もテレビ東京で平日18時からというターゲットがどこに向けられていたのかも分からないような時間帯にやっていて、『綾波レイ』派と『惣流明日香ラングレー』派に分かれて議論されていたのです。
たぶんキャラクターでの人気で言えばこの2人に集約されていたでしょう。
最終話に向けて突如現れた『渚カヲル』もあっという間に死んでいき、『え、え、何だったの』と視聴者を謎に包みました。
ちなみに、『渚』は部首を分けると『シ 者』で使者や使途を表していたなどの言葉遊びもありました。
謎だらけのストーリー
初代エヴァの作画は製作費軽減のために韓国人などに外注していたこともあって決してキレイとは言えないものでしたが、放送されるにつれてストーリーそのものに謎めいたものを感じさせられる魅力があったのです。
ゼーレって結局何?
死海文書って何?
舞台は日本の関東だったの?
使途は何に命じられてきたの?
加地さんは誰に殺されたの?
リツコの最期の言葉は?
キャラクター名の由来は?
などなど散らかすだけ散らかして、あとは視聴者の読解に任せるよ、といったスタンスだったのか謎だけをあちこちに残していきます。
布石を回収せずに最終話を迎えているのです。
2chにも専用スレが立ち始めて、視聴者たちはお互いに謎を解きあったり、深く議論を交わすようになり、そこから社会現象にまで話題が高まったのです。
声優が豪華すぎる
主要キャラクターたちの声優陣が今では大御所クラスばかりなんです。
碇シンジ役の緒方恵美さんは、アニメ幽遊白書のオーディションで蔵馬役に受かって、それが声優デビュー作になっています。いきなりのメインキャストです。
その3年後に碇シンジ役が決まっています。
綾波レイ役の林原めぐみさんは、女らんま、幽遊白書の幻海の若年期、ワタルのヒミコ、名探偵コナンの灰原哀などを演じる超ベテランです。元気いっぱいなキャラが多かった中でおとなしいレイもできることで演技の幅が広がったようです。
ミサト役の三石琴乃さんもまた誰もが聞いている声の主です。
セーラームーン月のうさぎ、ドラえもんでのび太のママ、バラエティ番組でもダウンタウンDXやウチくる!?などのナレーションを多数出演されているので聞き覚えがあるでしょう。
赤城リツコ役の山口由里子さんも、ワンピースのニコ・ロビン役なので長いこと出演されてます。
碇ゲンドウ役だった立木文彦さんじゃないでしょうか。独特の濁声です。
ワンピースの赤犬(サカヅキ)、カイジのナレーション、HUNTER×HUNTERのモントゥトゥユピー、仮面ライダーシリーズで多数など。
さらにバラエティ番組でも数えきれないくらい頻繁にあちこちで出演しています。
主題歌、BGMが魅力的すぎる
一瞬でパチパチ移り変わる手法のオープニングアニメも話題であり、主題歌の『残酷な天使のテーゼ』、映画版の『魂のルフラン』は世界観にガッチリ合っていました。
未だに印税がガッポリらしいです。
アニメ内のBGMを集めたサントラCDもバカ売れでした。
2020年には新作のシン・エヴァンゲリオン劇場版:||も公開決定となったので、また話題が再燃することは間違いないですね。