【こんなに安いの!】屋台フードの原価を調べてみた
夏祭りのお供と言えば屋台ですね! デートで彼女におねだりされたらちょっとくらい高くても払ってあげる男性じゃないと台無しになってしまいます。
今回はそんな屋台で売られているフード商品の原価を調べてみました。
チョコバナナ
材料・・・チョコレート、バナナ、棒
売値・・・200円
原価・・・30円
バナナはフィリピン産など産地によって価格を抑えられる。
りんご飴
材料・・・リンゴ、水飴、棒
売値・・・450円
原価・・・80円
リンゴの大量購入でさらに原価は抑えられる。
焼きそば
材料・・・麺、ニンジン、キャベツ、豚肉、ソース
売値・・・500円
原価・・・120円
豚肉が少々値が張るところなので、少な目にする店もあり。暑い鉄板の前で作る手間がかかる。
たこ焼き
材料・・・水、天かす、タコ、青のり
売値・・・500円
原価・・・110円
タコは保存環境によって翌日でも使えるので大量購入されやすい。暑い鉄板の前で作る手間がかかる。
綿菓子
材料・・・ザラメ、棒
売値・・・300円
原価・・・10円
大量購入しやすいザラメしか使わない上にお客さんが自分で作ることも多いので手間無し。ただし機械リース代の初期投資が必要。
かき氷
材料・・・水、シロップ
売値・・・300円
原価・・・25円
水ですからね。シロップとかき氷機の代金も大して掛からない。
このように主なフードを見てみると、『安すぎるでしょ!』『ボッタクリ!?』という声も出ているようですが、お店側はテントや鉄板や機械を事前に確保する必要があります。リースで借りたりローンで買ったりしますが、このような初期投資の分まで短いお祭り期間だけで稼がなければ手元に現金が残らなくなるのでシビアです。
そして、お祭りの場所代も取られます。1日10000~20000円が相場です。
電気代も掛かります。
バイトを雇うことだってあります。
組合に入らないと屋台を出せないので、加入料や組合費用も掛かります。
例えばチョコバナナ屋さんをやるとして、
売値200円、原価30円で
100本売るとしたら売上が20000円、原価が3000円、利益が17000円
200本売るとしたら売上が40000円、原価が6000円、利益が34000円
300本売るとしたら売上が60000円、原価が9000円、利益が51000円
になります。
まともな売り上げになるには300本売らないと儲かった気分にもなりませんよね。
しかも、屋台を開ける時期は夏くらいなので、季節が変わったら他の商売も併用しないといけません。
そうそう誰でもやれば儲かるわけでもないですね~。